プライオリティ・パス。それは、全世界120ヵ国以上の400都市にある700ヵ所以上のVIPラウンジが利用可能となる空港ラウンジプログラムです。
ここでは、付帯サービスとして、「プライオリティ・パスへの入会特典」を含むクレジットカードを紹介します。
ひとえに「プライオリティ・パス付帯クレジットカード」と言っても、その内容には大きく差があります。
プライオリティ・パスには、以下のような3つのプランが有ることはご存知だと思います。
| プラン名 | 年会費 | 会員利用料金 | 同伴者料金 |
|---|---|---|---|
| プレステージ会員 | 399米ドル | 何回でも無料 | 27米ドル |
| スタンダード・プラス会員 | 249ドル | 10回まで無料、以降は1回につき27米ドル | |
| スタンダード会員 | 99米ドル | 27米ドル |
プライオリティ・パス付帯クレジットカードには、
- 基本会員・家族会員共にプレステージ会員に無料で入会できるもの
- 基本会員のみプレステージ会員に無料で入会できるもの
- プレステージ会員に優遇された年会費で入会できるもの
- スタンダード・プラス会員に無料で入会できるもの
- スタンダード会員に無料に優遇された年会費で入会できるもの
があります。
上に行くほどお得で、下に行くほどお得感が薄れます。
一般的に「プライオリティ・パス付帯クレジットカード」として考えられているのは、上から1番目と2番めのものです。
以下で、この1番目と2番めのサービスを含むお得なクレジットカードを紹介しています。
注目して欲しいのは、年会費と、プライオリティ・パスの発行対象です。
プライオリティ・パス付帯クレジットカードの中で年会費最安値は、10,000円（税抜）の楽天プレミアムカードですが、家族カード会員（年会費5,000円（税抜））はプライオリティ・パスの発行対象とはならず、家族で空港ラウンジを利用する際は同伴者1名に付き27米ドルの利用料金がかかります。
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードやJALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナは家族カード会員も発行対象となり、同伴者料金を払わずに済みます。いずれも三菱UFJニコス株式会社発行です。
就中、MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、1名様分の家族カード会員の年会費が無料ですから、お得感は突出しています。
| 区分 | カード名称 | 年会費 （税抜） |
家族会員へのプライオリティ・パス発行 |
|---|---|---|---|
| 申込制 | 楽天プレミアムカード | 10,000円 | × |
| セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 20,000円(*1) | × | |
| MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 20,000円 | ◯ | |
| SBIプラチナカード | 30,000円 | △(*2) | |
| JCBプラチナ法人カード(*3) | 30,000円 | × | |
| JALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナ | 31,000円 | ◯ | |
| JAL・JCBカード プラチナ | 31,000円 | ◯ | |
| シティ プラチナカード （旧シティ セレクト VISA プラチナカード） |
35,000円 | × | |
| 三井住友VISAプラチナカード(*4) | 50,000円 | ◯ | |
| ANA JCBカード プレミアム(*5) | 70,000円 | × | |
| ANA VISAプラチナ プレミアムカード(*5) | 80,000円 | ◯ | |
| 招待制 | セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 20,000円 | × |
| シティバンク セレクト VISA プラチナカード(*6) | 35,000円 | × | |
| JCBザ・クラス | 50,000円 | × | |
| ダイナースクラブ プレミアムカード | 100,000円 | ◯ | |
| シティバンク ダイナースクラブ プレミアムカード(*7) | 100,000円 | ◯ | |
| ANA ダイナース プレミアムカード | 120,000円 | ◯ | |
| アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 130,000円 | ◯ | |
| SBIワールドカード | 150,000円 | ||
| アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード | 350,000円 |
(*1) 年間200万円以上の利用で次年度の年会費が10,000円（税抜）に優遇。
(*2) SBIプラチナカードのプライオリティ・パスは例外的に「同伴者1名無料」の特典が付きます。しかし、SBIプラチナカードには、通常の空港ラウンジサービスが付帯しないという決定的な弱点があります。
(*3) 「法人格」のある組織および団体、及び、「法人格」のない個人事業主のみ申し込み可能。
(*4) 年に1回、プライオリティ・パス、名医によるセカンドオピニオンサービス、食の逸品プレゼントサービス、フラワーギフトの中から好きなものを選ぶことのできる「メンバーズセレクション」の中から、プライオリティ・パスを選択した場合。
(*5) 基本会員の方は、羽田空港のANA SUITE LOUNGEを除く国内の「ANAラウンジ」を無料で利用することができます。
(*6) シティバンクの月間平均総取引残高が1,000万円以上のシティゴールドのお客様、並びに、5,000万円以上のシティゴールドプレミアムのお客様のみ申し込み可能。
(*7) シティバンクの月間平均総取引残高が5,000万円以上のシティゴールドプレミアムのお客様のみ申し込み可能。
